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エリコンFF 20 mm 機関砲は、スイスのエリコン社が開発した航空機関砲、または同系列の機関砲。第二次世界大戦前から改良型が各国でライセンス生産され、一部は現代でも使用が継続されているベストセラー兵器である。 == 概要 == エリコンFFの原型となったのは、第一次世界大戦中にドイツで開発されたベッカー 20 mm 機関砲である。これは、20x70mm RB弾を使用し、ガス圧作動でAPIブローバックという発射機構を採用しており、薬室への弾薬の装填中に装薬を発火させ、スプリングによりボルトの前進するエネルギーで反動をある程度相殺できるため、本体を軽量化できるという利点をもっていた。 特許を取得してこの機構を受け継いだスイスのエリコン社では、同じ口径20mmだが、より強力な砲弾を用いるFF(Flügelfest=翼内固定式)系の機関砲を開発し、1935年から生産を開始した。これにはサイズや使用弾薬により、20x72mm RB弾を用いる最軽量のFF、20x101mm RB弾を用いるFFL、20x110mm RB弾を用いる大型のFFSの三種類があった。APIブローバック方式のため、プロペラ同調式機関砲として戦闘機の機首には搭載できず、翼内装備用として開発された。バリエーションとして、FFSをモーターカノン用としたFFS/MKがあったが、シリンダーからの振動が原因で作動不良を起こすことが多かった。また、FFSは地上の砲架や車両・艦艇に搭載される対空機関砲型としても使用され、エリコンSSと呼ばれた。 なお、APIブローバック方式は給弾力が弱く、機構による牽引力を必要とするベルト給弾化は不可能といわれていた。しかし、大日本帝国海軍は改良に成功し装弾数を当初の60発から125-250発と増大させている(九九式二〇粍機銃)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリコンFF 20 mm 機関砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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